うつ病の正しい知識をもって診断をしてもらいましょう

男の人

うつ症状が出る病気の種類

女性

うつ症状が出るのはうつ病だけではありません

世間一般で言う「うつ病」は、一つの病気だけを指していると思われています。ですが、実は抑うつ症状が出る複数の病気をまとめて「うつ病」と呼んでいることが多いのです。医学の現場で「うつ病」と呼ばれているものは「大うつ病性障害」という病気です。これが世間で思い浮かべられている典型的なうつ病です。この他にも、抑うつ症状を起こす別の病気や、これまでの大うつ病性障害には当てはまらない症状が出る病気があるのです。そのため、うつ病であると気づかずに、別の病気であると診断されてしまうこともあるのです。それぞれの特徴を把握して、的確な診断を受けられるようにしましょう。

今までの大うつ病性障害とは違う「新型うつ病」の特徴

最近、うつ病診断で問題になってきている病気が「新型うつ病」です。新型うつ病は、抑うつなどのうつ病に当てはまる条件がありながらも、今までのうつ病に当てはまらない症状も出ているために、診断が難しい病気です。今までのうつ病と違う点は、症状の起伏に波が大きいことです。大うつ病性障害の場合はつねに気分が落ち込んでいることが特徴ですが、新型うつ病の場合は自分が興味のあることには気分が回復して通常通りの状態に戻り、それが終わったり、嫌なことがあったりすると抑うつ状態になります。そのため、大うつ病性障害よりもさらに、ただ落ち込みやすい性格なのだと誤解されることが多い病気です。その他にも特徴の違いがあり、朝は調子がよく、夕方頃から調子が沈みやすく、無気力よりも苛立ちなどの症状が大きいという傾向があります。また大うつ病性障害が男性に多いことと比べて、新型うつ病では若年層の女性に多く発症することも特徴です。

心よりも体に出る症状が強い仮面うつ病

うつ病の中でも診断が遅れてしまいやすいのが「仮面うつ病」です。仮面うつ病は、抑うつなどの症状よりも、体の痛みなどの症状が強く出ていることが特徴です。そのため、体の不調で心の状態も悪くなってしまったと判断されてしまい、精神科や心療内科といったうつ病の専門の科ではなく、他の科で診断を受けてしまうことが多いのです。そのため、自立神経失調症などの他の病気と診断されてしまい、治療が遅れてしまうことが多いのです。もしも、貴方自身や貴方の身近な人が自立神経失調症と診断されて、いつまでも良くならないようなら、この「仮面うつ病」であるかもしれません。

気分変調性障害

大うつ病性障害に似ていますが、より慢性化しやすいのが「気分変調性障害」です。症状の種類は大うつ病性障害と同じですが、症状が軽く長く続くことが特徴です。その特徴のために気付くことが遅く、医師の診断を受けるまで、性格的なものだと思い込んでいる人が多いです。思春期以降から30代中盤までに発症することが多く、女性にやや多くみられることも特徴です。自尊心が低下していることと、大うつ病性障害に比べて、倦怠感などの症状が軽度なため、極端な行動を起こしてしまうことが多くあります。そのため、さらに健康を損なってしまい他の病気などを併発することもあり、気分変調性障害であることに目を向けられていないということもあります。そのため、性格の問題だと思い込まずに、クリニックを受診することが必要です。

Copyright © 2017 うつ病の正しい知識をもって診断をしてもらいましょう All Rights Reserved.