うつ病の正しい知識をもって診断をしてもらいましょう

男の人

うつ病治療の正しい手順

ドクター

うつ病の治療は、正確な診断を受けることから始まります

うつ病には、似た症状が出る他の病気と区別して治療することが必要です。そのため、まずはクリニックで医師の診断を受けましょう。他の病気が原因ではないかと思える場合でも、自己流の判断は危険です。必ず専門の医師の診断である必要があります。まずは代表的な診断方法を説明していきます。うつ病の診断には、問診が基本となります。問診ではアメリカで使用されている「DSM-Ⅳ」という診断表と、日本の精神医学会で使用されてきた診断表の両方を使用します。またうつ病の診断には問診だけではなく、医療機材を使用した方法もあります。これによって、今まで以上に正確な診断が出せるようになっているのです。機材を使用する検査の代表例は「光トポグラフィー検査」という検査です。頭の血流を光で検査することで、うつ病や他の病気に特有の血液の流れを発見することができ、より正確に他の病気と区別することが可能となっています。

うつ病の治療は段階を踏みながら進んでいきます

うつ病の治療は、最初から最後まで同じやり方で進めるわけではありません。3つの時期に区分けして、それぞれにあった治療法を行なっていくことになります。最初は急性期と呼ばれる時期で、症状にあった抗うつ薬を服用しながら、気力と体力の回復を待つ時期です。この時期は効果がなかなか出なかったり、副作用が強く出たりすることから不安になりがちですが、まずは体力を取り戻すことを目標に続けましょう。副作用が出てきた時は、医師と話し合い、他の薬に変えてもらうこともできます。

回復し始める時期にも注意しましょう

そして次に来るのが回復期です。だんだんと回復し始め、少しずつ良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら回復に向かっていきます。この時期は回復し始めたことで、もう治療は必要ないと思って、通院をやめてしまう人や、薬の量を勝手に調整する人が増えてしまうことが多くなります。しかし一時的に回復したように見えても、完治したわけではないので、勝手な判断は治療を遅らせる原因になります。焦るのではなく、できるようになったことを続けるように意識するべきです。また考え事をしたり、活動できるようになる時間が増えたりすることで、復帰への焦りや自殺衝動などが高まってしまう時期でもあるので、身近で支える人は特に注意して見守ることが必要です。

回復した後は再発しないことを目指します

そして最後に再発予防期に入ります。ほぼ安定した状態でこの頃になると社会復帰も問題なく可能になります。この時期まで回復するには、早い人でも半年から一年程度はかかります。治りが遅いと思っても、焦らずに続けることが肝心です。また、うつ病ははっきりと治ったという兆候が出るわけではなく、また再発しやすいという特性も持っています。そのため、この時期に入っても抗うつ薬の服用を欠かさずに続けることが必要です。症状が出なくなっても、病気が完治しているというわけではないのです。最後の仕上げとして、油断せずに治すのです。またうつ病にかかり始めた時期に、どのような前兆があったのかなども話し合い、再発の兆候がないか確認することを意識しておくべきです。これらを守っていれば、高い確率でうつ病を治すことができます。また、焦らないことがうつ病を確実に治すために必要だということを、再度認識しておきましょう。

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